放送作家の小山薫堂さんは、山形にある東北芸術工科大学で「企画構想学科」という、企画に特化した専門学科の学科長を務めていらっしゃいます。
そして、その発展形として、社会人に向けた「企画」スクールが10月に開講します!
この「東京企画構想学舎」、「募集は昨日(2010年8月5日)から始まってますよ」と小山薫堂さんからご案内をいただきました。
キャンパスの場所は、東京の神宮・外苑です!
東京企画構想学舎 の小冊子より。
「究極の企画とは?」と聞かれれば、僕は次のように答えます。
「それは、自分の人生が楽しくなること」
でも、誤解しないでください。自分にご褒美を与えることだけが企画ではありません。すべての企画は、退屈な仕事や日常、あるいはいまの社会をもっと面白くするにはどうすればいいのだろう?という心の動きから始まります。周囲の人たちにサプライズを提供したり、みんなのやる気が出るようなちょっとした企みを実行する、こういう行いも立派な企画なのです。
そう考えると、企画がグッと身近なものに感じられませんか? 難しく考える前に、企画のタネはいろんなところに転がっていることに気づきましょう。もしかすると、企画とは人々がワクワクする出来事が生まれるタネを身の回りから探し、そこに水を与えて発芽させることかもしれません。
その芽が成長して花が咲いたり、木に育てば、そこには人が集い空気もきれいになります。するとみんな喜んでくれます。特にだれからも感謝されずとも、自分の企画によって周りが変わっていくと、社会における自分の存在価値を実感することができます。それはほかの何にも代え難い幸福だと僕は思います。
しかし、喜びのタネを上手に育てるには、やはり“企画力”が必要です。豊富な「情報」を手がかりに、人をハッとさせる「アイデア」を探し出さなければなりません。デザインや言葉、映像といった「クリエイティブ」はアイデアの飛距離を伸ばします。スクッフとの共同作業の中で、そういった要素を組み合わせて形にする「実行力」が必要なのは言うまでもないでしょう。先生たちの生の言葉から、そのあたりのノウハウはぜひ盗んでください。
でも、それだけが企画の才能じゃありません。僕は結局、人とつながる力が強い人、人が好きな人が企画に向いていると思います。企画には「出会い」と「思いやり」が大切です。だれと出会うかが人生の大きな分岐点になりますから、ここが皆さんにとっての素晴らしい出会いの場になることを願っています。
公開講座JAPANのサイトの運営をしている千倉書房から一言。
東京企画構想学舎の学長、小山薫堂さんには「まってる。」 「キスしたいって言ってみて」とフランス絵本の翻訳版の日本語文章を担当していただき、沢山の方に手にとっていただいています。

今年の秋には、小山薫堂さんとフランス人のイラストレーター、セルジュ・ブロックの 日・仏合作の新刊絵本を予定しています。どうぞお楽しみに!
(千倉書房 千倉真理)
放送作家、(株)オレンジ・アントパートナーズ代表取締役社長、N35inc代表。日本大学芸術学部在学中に1985年『11PM』で作家デビュー。代表作に「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」「お厚いのがお好き?」、自身の小説をドラマ化した「セレンディップの奇跡」などがある。現在、「世界遺産」構成などに携わる一方、エッセイ執筆・商品開発・ラジオパーソナリティ・様々なメディアでライフスクイルを提案するなど多分野で活動。初脚本映画『おくりびと』は、第81回アカデミー賞 外国語映画賞、第32回日本アカデミー賞 最優秀作品賞ほか10冠達成、モントリオール世界映画祭・グランプリ受賞。東北芸術工科大学 企画構想学科で学科長を務める。






